東京医科大の女子減員
今日のニュースで2浪している女子浪人生が出ていました。「裏切られた気持ち」と。
それはたしかにそうだと思います。
ただ大学側の生存戦略としてはアリなんじゃないかとも思うんです。( もちろん常識・倫理的にはナシですよ)
結婚や出産で一時的にでも離れる事は事実としてある事ですから。
この試験構造(というか評価の方法)は、
女子受験生の立場からすると「そうなら先に言ってよ」だし、社会的には男女差別になるから言えないし、今の社会の中では、どうしても「大学側がおかしい(悪い)」になってしまうのはしょうがないと思います。
女子の割合を一定以下にするというのは、(一時的なものも含めて)離職が問題視されているとしたら、男女平等に産休育休をとる時代になればかわるかもしれないですね。
医療の世界ではどうか分かりませんが、一般企業では産休育休に積極的というニュースはよく見ます。
実際私も約2ヶ月育休を取得しました。
(理解のある職場で本当に良かった。)
これからどんどん男も産休育休をとるのが当たり前になる方向で世の中は動いていると実感しています。
その世の中の動きを読めない(ついていけない)大学側の考え方が古いとも考えられます。
そんな頭の古い大学ですと自己紹介しているようなものですね。
そしてもう一つ。
逆にそんな試験構造を乗り越えてきた女子医大生の優秀さってすごいですよね。
女子の優秀さは病院や研究機関に就職する際にアピールポイントになるだろうし、病院内でも活躍している方が多いのではないでしょうか?
誰かその辺の追跡調査お願いします。
そもそもこの試験の仕組みを知っているのは一部のはずなので、
「この大学は女子が妙に優秀だな」って大学内でも話題にならなかったのかと疑問に思います。
そうじゃなかったらその試験の評価基準って別に不当なものでもないのかと。
医大は大変そうですが、普通の大学だと入ってしまえば、その後の成績や実力なんかは在学中の個人の頑張り次第というところもありますからね。入った時の成績と卒業後の活躍の相関はほぼ無いんじゃないかと。(根拠は無いです)
こういった不当な評価に対しては、
日本ボクシング連盟の“奈良判定”もそうですが、有無を言わさずに乗り越えられる実力が無い事がダメだった。と私が当事者ならそう考えてしまいます。
まぁ奴隷根性なのかもしれませんが。
世の中には不当な評価は蔓延しています。
私はそれを“良し”とはしませんし、
それが嫌なら乗り越えられるだけの実力をつけるか、評価されない生き方をするかしか無いと思っています。
そんな楽で責任のない仕事どっかにないかな。