いろんな作家の短編集。
伊坂幸太郎、石田衣良、白石一文と好きな作家が名を連ねていたので読んでみた。
最後の恋というだけあって、人生の中で傷を負ったりした人たちが多く出てくる。
この中で一番良かったのは朝井リョウの「水曜日の南階段は綺麗」。夕子さんの目立たない優等生なんだけど、夢をしっかり持って進んでいく意志の強さがすごく良かった。
次が越谷オサムの「3コデ5ドル」。
純粋で青臭い感情が好きなのかもしれない。
学生時代に碌に恋愛をしてこなかったから、そういうのに憧れている?
人生経験をある程度積んでいる登場人物達が大人の配慮を持って、わかり合っていく感じは読んでいて気持ちよかった。