猫と竜 感想
小説家になろう「猫と竜」アマラ著
このマンガがすごいwebでこの小説がマンガ化されている事を知り、興味を持って読んでみました。
以下ネタバレを含みます。
良い読後感の作品だと思います。
ハラハラドキドキしたいというより、落ち着いて読んで温かい気持ちになれる作品だと思いました。面白かったです。
ハイファンタジーのジャンルの中でも、あまり残酷な展開にならずに、なんとなくゆったりした文章で読んでいてほっこりしました。
固有名詞が全く出てこないのも珍しいのではないかと。それによって抽象化されたキャラたちのカラみが変な引っかかりなくするする読めるってすごいと思います。固有名詞を出さずにそれぞれのキャラの考えや行動を書き分けるって結構難しい気がします。
全然ストーリーの本流ではないのですが
洞窟から出ていった猫の生存率が高くて、結構洞窟に帰って来たりしているので、洞窟出身の猫達の血の濃さがちょっと気になったり。
まぁこれは私の特性ゆえですね。